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2020年 03月 14日 ( 1 )

■ 雨だね

映画を観ていろいろ思い考える
観ている最中や直後の表層的なインパクトもあれば
時間の経過とともに 振り返り振り返り
「そうかなるほど」とようやくわかることもある
(もちろん な~んにもないことも多々ある)

自分で考えることもあるけれど
誰かのレビューを読み気付かされ
自分の至らなさを思い知ることも多い(反論もある...)

その映画を観たことによって
自分が感じたこと 受けた衝撃
それらを上手く言葉に置き換えて誰かに伝えたい
でも
ほとんど上手く行かない
薄っぺらな自分の感受性 表現の凡庸さ
つくづくイヤになる...


   \ \ \   / / /


★M19「大いなる餓え(Heavy Craving/大餓」
(大阪アジアン映画祭 ABCホール)
台湾って 大陸とも香港とも明るさが違う 空気が違う
ギスギスしたところがなく どこかほんわかとして 突き抜けてる
そんなところに触れると 不思議と台湾へ行きたくなるね
何故か思い出してしまったのが
はるか昔のお話し「ラブゴーゴー(Love Go Go/愛情来了)」
ラスト近く
ダイエット教室襲撃を終えた映娟の横
何も知らない若い二人が
「お金を出してこんな所に通う人は自己管理が出来てない人だよね~」
そんな趣旨のセリフを呟いて 映娟に追いかけられるんだけど
まさにその通り!
このお話しの主題はまさに“克己”(なのかな?)
そのためには強い動機付け(モチベーション)が必要であり
その逆に 失敗したときの自己否定感は強烈...
これらを 時には笑いを取りながらも
コメディではなくシリアスに描いていく誠実さがいい(と思う)
良く出来る子のお母さんに言われる
「あなたはこの子の人生に責任持てないでしょ」
そうなんだ!
映娟はこの子どころか 自分の人生にさえ責任が持てない!
(そんなダメダメ人間なわけだ...)
でも
大いなる救いの光が射すエンディング
映娟はボクちゃんを励ますことに成功!
すなわち
(世間からの評価はどうであろうと)
自分と価値観を同じくする同志を得
そして 他人を励ますことさえ出来た
つまり
自分が進むべきベクトル(走って行く方向)が定まったってことだよね
(ここはもう)「映娟に幸あれ!」(と叫ばずにはいられない!)
だからこそ ラスト 道路を進むクルマの俯瞰ショットはとっても良かった!
日本での公開はどうかわからないけど
かなり面白かった! オススメです!


★★M20「少年の君(Better Days/少年的[イ尓])」
(大阪アジアン映画祭 ABCホール)
今まで 少なくはない映画を観てきたけど
これほど衝撃を受けたお話しはなかった
号泣こそなかったけど 心の震えはとまらない
チョウドンユイ(「サンザシの樹の下で」)とジャクソンイー
主演の二人がとてもいい! しびれる
(特にジャクソンイーはアイドルとは思えないほど達者な演技が光る!)
最初は 苛烈を極める受験地獄と凄惨ないじめ
これでもかと描写される暴力に叩きのめされ
後半は一気にミステリアスな心理戦へ その移行が手際よい
冒頭 陳念(チョウドンユイ)が教壇に立つシーンが挿入されていて
彼女の将来が明示されている
だからこそ ラストまで目が離せない!
小北(ジャクソンイー)の住処(すみか)で過ごすピュアな二人が眩しい
小北が訊く「大学を出て何をしたい?」と
「出来れば 世界を守りたい」
「わかった じゃ 君は世界を守れ 俺は君を守る」
ボクは 何処よりここにグッと来た
このところ重慶はトレンドなのか
こないだの「花椒の味」でも舞台のひとつになってたし
Appleが春節に向けて撮ったフィルム「」も重慶だったような...
監督デレクツァン なんとエリックツァンの息子さんとは びっくり!
日本での劇場公開はどうかな
もしされれば 熱烈にオススメです!
蛇足ですが
いじめっ子のリーダー女生徒
損な役だけど とってもかわいいです!


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by hangzhou21 | 2020-03-14 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)