「花の鎖」湊かなえ 文藝春秋 ISBN:9784163299709 読了 う~ん やられた! この人 だんだん上手くなってる! 今回は素直に読み進めていたので ほんとにもうおしまいまで 作者の術中にはまってた! お話しそのものが持つ毒もインパクトも薄いけど まぁ 一気に読ませてくれたからいいでしょう しかし どんなアタマだったら こうしたお話しのアイデアが浮かぶのかなぁ 八ヶ岳を歩いてみたくなりますよね 次に手にとったのは 「空白の5マイル~チベット、世界最大のツアンボー渓谷に挑む」 角幡唯介 集英社 ISBN:978408781405 現代における“探検”とは何なのかなと思う かつては 未知を探るという意味合いが強かったのだろう でも 今では そもそも未知なんてないのかもしれない そんなものだよね こうしているうちにも 地球の周回上の宇宙には何人かの人間がいるくらいだもの しかし 案外そうでもないのかもしれない そう思わせる! 幻の滝や空白の5マイルはどうでもいい(でもないけど) ボクもチベットへ“ベユル・ペマコ”を探しに行ってみたい... 惜しいのは どうしてツアンボーなのか 何が作者をそこまで突き動かしたのか その辺の説明が希薄で「なんで?」という感が拭えなかったところでしょうか でも なかなかのおすすめです
by hangzhou21
| 2011-03-29 23:55
| けんちゃな日記
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