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■ 月の光でダンス

昨夜は20時を少しまわった頃に門戸の駅に帰ってきた
西の方を見上げると六甲のシルエットの少し上に 少し太った三日月
白く輝いている
その意外な明るさにちびっとドキッとした

一応都会と呼ばれる地域で生活をしていると
月の光を明るいと感じることはまずない
月の明るさは必要欠くべからずものではなく
全くの「趣き」の世界のものであり 風流なものだと認識している
(いや意識の外に存在しているものなのだ)

月光を意識し「明るい」と思ったことが一度だけある
それは北海道の牧場で一夏過ごしたときのこと
飼養している馬に「夜飼い」という夜のオヤツを午後九時に与える
晩ご飯を終え リラックスしている時間帯に
もう一度長靴を履いて厩舎に向かう
街灯など全くない そこには暗闇だけがあるはずだった
玄関のドアを開けると 妙に明るくて
不思議なことに 月光に照らされた世界が広がり
そこには 月の光で延びた自分の影がある
見上げれば満点の星空と 真ん丸い満月が輝いている
昼間とは一味も二味も違う光景がそこには広がっている
「月の光に照らされてダンスを踊りたい」なんて言葉だけの世界だと思っていたけれど
それは本当の話しだった
自分の影を見ながら思わずステップを踏みたくなる

銀色に輝く夢のような世界がそこにはあった

日々仕事に追われ 延びシロがなくなった今こそ
月の光を浴びて スッテップを踏んでみようか...
by hangzhou21 | 2004-11-18 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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