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■ 都市生活者の憂鬱

■ 都市生活者の憂鬱_c0067706_6172561.jpg


帰り道 阪急の中で夕刊を読むのは 先日紹介したとおり
つい先日の読売新聞の夕刊に 興味深い記事が掲載されていた
(3/17夕刊7面・大阪本社版)

ボクはタレントだと思い込んでいた米国人ケント・ギルバート
「カリフォルニア州弁護士」という肩書きで サマータイムについて寄稿している
その全文を紹介できないが 
主旨は 日本でもサマータイムを導入すべきではないか というものだった
ここでは それの是非は問わないが そこで展開されている彼の説が面白かった
曰く
>都会生活者は人工的な環境の中で暮らすために、季節や時間を情報と
>とらえるようになる。つまり、自分の五感を働かせて、暑くなったなあ、夏
>がきたんだ、と感じるのではなく、テレビや新聞の「本日の最高気温は...」
>という情報で納得してしまう。
と言うもの 
お腹が空くことによって お昼が来たことを感じるのではなく
腕時計に目をやり 12時を指していると 
その時計を見たことで(情報を得ることによって)空腹を覚えるのだ
日差しの強さや風の冷たさで季節を感じるのではない
記号としての情報で 季節や時の移ろいを実感してしまうのか

いや まさにおっしゃるとおり
平日 ボク自身の生活をで
空調が効いていない空間にいるのは 自宅を出て最寄の駅に行くまでだけ
あとは 人工的に“快適”と判断されている空間にずっととどまっている
これでは 五感で季節の移り変わりを知ることなんか出来ない
「自然のリズムを都市生活に取り込むために サマータイム導入を」
という彼の主張に飛びつきはしないが
なかなか面白い着眼点だと思った

そういえば ここのところ 朝 目が覚めると
もう うっすらと明るくなっている ついこないだまで 真っ暗だったのに
庭に出ると ケナリ(レンギョウ)の芽がすっかり大きくなっていた
寒の戻りもあるけれど 確実に季節は進んでいるんだな

※ 探したけれど ケント・ギルバートの投稿記事を収録しているsiteはないようでした

×  ×  ×  ×  ×

■ 今日の写真

純喫茶パール 
今まで気が付かなかったけれど そのすぐそばに
同じような 雰囲気を醸し出している
茶房ブランカ

猿猴橋から友愛市場周辺は
ある意味 広島の文化遺産として 保存するのはどうだろう...
喫茶店だけではなく ここを改造すればイケルようなお店も多いし
ヌーヴォのように変身可能なポルノ専門館もあるのだけど...
まぁ 再開発が前提となっているために
前向きな意見や 投資は抑えられているよなぁ
by hangzhou21 | 2005-03-19 06:17 | けんちゃな日記 | Comments(2)
Commented by umetosakural--l at 2005-03-19 11:46
ケント・ギルバートさんの説を読んで、私は都会には住んでないなと実感しました(笑)お腹はすぐに空くし、暑い寒いには敏感です。
このプロフィールの猫はなんて名前なんですか?寅かな?
日記を拝見していたら、いろいろな猫がでてきますが、
近所にそういう猫屋敷みたいな所があるんですか?
どっちにしても羨ましいです。私はのら猫とは遊べないんですよ。(職場の保育園でのみが流行ったこともあって・・)
Commented by hangzhou21 at 2005-03-19 21:10 x
■ umetosakura さん へ
そうそう ボク正確な 腹時計の持ち主です
プロフィールの猫が寅です
家から歩いて10分ほどの場所に 通称=ネコパラ と呼んでいる場所があります
ここに常時5~15匹ほどのノラちゃんがいるのですよ
これまで そんなにネコは好きではなかったのですが
最近は メロメロ状態です...


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