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■ 百田直樹

百田直樹
趣向が異なる面白いお話しをどんどん出していて
新刊が出るのを楽しみにしていた書き手さんの一人だった

どうも ここ二年ぐらい
書き手という顔以外でのメディアへの露出が多くなり
そこでしゃべる内容にどうも共感出来ないというか同調できず
今では すっかり興味を無くしてしまった
「モンスター」なんかはとっても面白かったのにな...
読んだのは13年に出た「夢を売る男」まで
ほんと 残念だ
そんな
百田直樹 またしても 物議を醸している
いいか悪いかではなく ほんとうに 残念だな
もう 新刊が出るのを楽しみにすることも
彼の著作を再読することもないだろう


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「ベルリン発プラハ」(ドリアン助川 幻冬舎 ISBN:9784877282417)

男向けの純愛物語り
人を愛することが出来なかった男
過去に一度だけ愛せそうになったサオリ
彼女と別れ 一年前に一度だけ電話があった
本当はすぐにサオリを探しに(迎えに?)行くべきだったのに
サオリが電話で伝えてくれたコペンハーゲンへまで行くのに一年もかかってしまった
夏の盛りのコペンハーゲンで手に入れた手がかりをもとに
テツヤはハンブルク ベルリン そして秋のプラハへ
プラハでテツヤを待っていた知らせとは...
胸に突き刺さるようなお話しだ
でも 残念なことに 感情が枯渇しそうなボクの胸には そう響かなかった(かな?)
一つひとつのエピソードにはリアリティがあるのに
全体を俯瞰してみると どうも なんだかかっこよすぎて嘘っぽいように思える
キレイすぎるのかな
この書き手さんが98年に出したお話しだから 17年も前なのか
だから こんなにストレートなのかもしれないな
なんだか TVの2時間ドラマの原作になりそうな そんないいお話しです
スメタナのオペラ「ダリボール」いっぺん聴いてみたい
それに ベルリンからプラハへ鉄道の旅をしてみたくなる
by hangzhou21 | 2015-06-29 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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