■ プロパガンダ・ラジオ

運動過多だし 毎晩飲んだくれていて ちっとも本が進まない!
もっとも 今まで開いていたのが“面白い”というお話じゃないしね 仕方ないか
それでも
読みたい本はどんどん出てくるもので
読めもしないのに 今日 二冊買ってしまった
「デッドヒートⅤ」(ハルキ文庫 ISBN:9784758438971)
「消えた大関」(PHP文芸文庫 ISBN:9784569763767)
両方とも割りとお気に入りの書き手さんのひとりである須藤靖貴の新刊
「デッドヒート」は実は一巻目を読んだだけで 続きは買ったけど読んでない
「消えた大関」は去年だったかな単行本で出た「大関の消えた夏」の改題で文庫化ですね
まぁ 近いうちに読みます(きっと)

書店さんへ行くと いろんな本が目に入る
知らなかったけど 東京バンドワゴン とうとう10作目ですか
「ヒア・カムズ・ザ・サン」(小路幸也 集英社 ISBN:9784087754247)
どこかの読書コーナーで紹介されていて 読みたいなと思っていたのが
「流」(東山彰良 講談社 ISBN:9784062194853)
最近 台湾ものが少なからずあるね


   +  +  +     -  -  -     +  +  +


「プロパガンダ・ラジオ」(渡辺考 筑摩書房 ISBN:9784480818324)

ラジオはコミュニケーションツールでもあるんだ
第二次大戦時にNHKの前進が世界へ向けて発信していた海外向け放送
「ラジオ・トウキョウ」
その歴史を紐解いたドキュメンタリー
お話しそのものは面白いものではなく
軍部の意向が色濃く反映された まさしく「プロパガンダ・ラジオ」
ドキュメンタリー番組制作のために重ねたインタビューや掘り起こした資料を駆使し
誰が何時どのような放送をしていたのかがまとめられている
現代のようにインターネットもなければ電話ですらそう発達していなかった時代
「放送(=ラジオ)」を握ることは強力な情報統制になっていたんだな
日本や日本軍に都合のいいことだけを伝え 事実と異なる内容を喧伝していたわけだ
その功罪を弾劾しているわけではない
幾つかのエピソードで面白いなと思ったのは
「ゼロ・アワー」という番組でトウキョウ・ローズという人気DJ(?)の存在や
大戦初期にはこの「ラジオ・トウキョウ」が戦況に大きく影響を与えたこと
そして
外交チャンネルを全て失っていた日本が降伏受託するまでのプロセスにおいて
このラジオ放送がコミュニケーションツールとして果たした役割の大きさ
また
米国という国は何でも保存しておくことにも驚く
その情報収集と保存能力の高さに驚くしかない
書き手さんは私情をはさむことなく しつこいほど資料に当たり 淡々と筆を運んでいる
そこに好感も持てるけれど 物足りなさも感じる
ここはひとつ これらのエピソードを基にしたお話し(=小説)の出現を待ちたい
いろいろ障害もあるだろうけど
トウキョウ・ローズを主人公にした朝の連ドラなんかいかがでしょうか...
[PR]
by hangzhou21 | 2015-05-25 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


<< ■ スマホにして良かったって思... ■ びやびや祭 >>