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■ 積読くずし

読みたい本がたまってる
不本意だけど何冊かは新刊を買ってしまい
例によってそのまま積読になってる
図書館で予約した本がどんどんやって来る
本業の仕事が忙しくなっているうえに酒に弱くなって
晩はほとんど読めないし...
まさに とほほな困った状態だ


今月の半ばから
図書館が臨時の長期休館に入るそうだ
その関係で 今 借りている本の貸し出し期間は3/8だし
三冊(二タイトル)しかない
「秘密(上下)」(ケイト・モートン 東京創元社 ISBN:9784488010089)
「フラッシュ・ボーイズ」(マイケル・ルイス 文藝春秋 ISBN:9784163901411)
ようやく 積読の山に少し手がつけられそうだ

すぐに読みたいのが三冊
「「自信」が「過信」に変わった日、それを取り戻すための2年間」(柏木陽介 ベストセラーズ  ISBN:9784584136133)
日の丸を胸にW杯で活躍すると信じていたのに
レッズへ移籍してからすっかり輝きが曇ってしまった陽介
いったい何があったのか知りたかった
「インスタントラーメンが海を渡った日」(村山俊夫 河出書房新社 ISBN:9784309246857)
初めてソウルでインスタントラーメン(辛ラーメン)を食べたときの衝撃は今も忘れられない!
あの衝撃の理由がわかるかもしれない
「恋するソマリア」(高野秀行 集英社 ISBN:9784087715842)
ご存知 高野秀行
しかもソマリアものであれば すぐにでも読みたい!

その他にも
「その女アレックス」(ピエール・ルメートル 文春文庫 ISBN:9784167901967)
「ヴァイオリン職人の探求と推理」(ポール・アダム 創元推理文庫 ISBN:9784488178055)
などなど
思わず買ってしまったお話しがドカンと積まれてる
図書館で予約せずに買ってしまうには それなりの理由(魅力)があったはず
さぁ どんな順番で読もうかな!


   +  +  +     -  -  -     +  +  +


「イノセント・デイズ」(早見和真 新潮社 ISBN:9784103361510)

この書き手さんのお話しは何作か読んでいるけれど
今回はだいぶ趣が変わってる
自分を捨てた恋人の幸せをねたみ 元恋人一家が住むアパートに灯油を撒き放火
結果として 元恋人の奥さんと双子の赤ん坊を殺してしまう
裁判の結果 死刑囚となった田中幸乃が主人公
彼女を知る何人かが登場し
幸乃がどのような人生を過ごしてきたのかを回想の中で証言する
“薄幸”という言葉が脳裏に浮かぶ
ラストは動悸がしてなかなかページが繰れなかった

同じ幸乃の物語りを語るにしても
もう少し整理して順番を変えれば
上手く というか巧みに書けたんじゃないかとも思ってしまう
出てくる証言者や関与者 みんないい人すぎるような...
(もちろんそうじゃない人もいるけど)
それと どうしてここまで幸乃を“達観”させたのか 説得力がない
“整形シンデレラ”は必要だったのか
それに “丘の探検隊”仲間の丹下翔と佐々木慎一
この二人がここまでのめり込むのも 素直には理解できなかった
また 幸乃はどうやって生活していたのかな?
その辺のリアリティさも ちょっと足りない
結局 書き手さんはボク(読み手)に何を伝えたかったんだろう
それが さっぱりわからなかった
ラストに高揚があっただけに 惜しい!
孤高の幸乃 彼女の独白が欲しかった
面白くないわけじゃない
でも ハッピーなお話しでもないから
終盤までなかなかページも進まなかったのも事実
ツカの割にはすぐに読めると思うけど
by hangzhou21 | 2015-02-03 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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