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■ 間違った電車でも、正しい場所へ着く のか?

久しぶりの歌舞伎座「秀山祭」の昼の部
・鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)
・法界坊(ほうかいぼう)
ボクにとって“法界坊” やっぱり 平成中村座の勘三郎
このイメージを深く引きずっているのだと 今回よくわかった
だから 吉右衛門の法界坊に勘三郎の影を見ようとしてしまう
演出はずいぶんと違うけどね
法界坊なのか仁左衛門の道具屋甚三が主役なのかわからないくらい
それでも ほとんど撃沈せずにすっかり堪能させてもらいました
ボクには文楽よりも歌舞伎がいいな

その後
松山でも上映している「めぐり逢わせのお弁当」を銀座で観る
余韻を引くエンディング いいお話しだった!
ちょっとした手違いから生まれるエピソード
最初は微笑ましいのだけれど 徐々に人としての本質へ入り込んでくる
生きていくというのはどういうことなのか
夫婦とは何なのか
劇的なことは何も起こらないのだけれど
心の奥底をゆすぶられるような感覚
冴えない男と夫婦生活に倦んだ主婦
お弁当の配達 そして お弁当箱に潜ませる手紙のやりとり
何も考えずにご覧になっても じわりと心にしみると思いますょ
おすすめ!
by hangzhou21 | 2014-09-21 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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