■ 最終便

もう少し大きな飛行機にしてくれたらいいのに
ちびっこのプロペラ機は満席
キャンセル待ちでようやく予約が入った
せっかく窓際のシートにしたのに
うつらうつらしているうちにドンっと衝撃
あっと云う間に伊丹に到着


   ◆  ◇  ◆     ◆  ◇  ◆     ◆  ◇  ◆


「紙の月」(角田光代 角川春樹事務所 ISBN:9784758411905)

読みたいけど読み進めたくない...
そんなジレンマに襲われる
だから 何度も何度もページを繰る手を休めては表紙を閉じ
はほどなく また開いてしまう
最初は「八日目の蟬」のように“逃げる女”のお話なのかと思う
でも さすが手練れたこの書き手さん
そんな単純なものじゃない
どこの誰にでも当てはまるかもしれない
もちろん そうじゃない人も大勢いるだろうけど
なんかの弾みで 陥ってしまうワナ
案外 どこにでもあるのかもしれない...
狂気と正気の境目なんてどこにあるのかわからない
そして
ある程度結末を知っているだけに 切ない
そう
梨花にはもう明日や未来なんてなくて
あるのは過ぎ去った過去だけなんやなぁ...
主人公がどんどん不幸になっていくお話しは“苦手”
なのに ガツンと読ませる巧さがこのお話しにはあるね
脱帽!
[PR]
by hangzhou21 | 2014-05-16 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


<< ■ 漂う ■ 本 >>