■ 阿寒に果つ

先日のこと
作家の渡辺淳一さんが永眠された
報道では「失楽園」とか「愛の流刑地」が代表作とされている
以前にも書いたと思うけど
ボクにとってのこの書き手さんといえば「阿寒に果つ」
まだ若かったボクにとって かなりのインパクトがあったし憧れた
このお話しと出会ったことがきっかけとなり
北海道へ幾度も出かけてしまうことになった
実際の北海道 自然がたっぷりではあったけれど
それはロマンチックなものではなく 美しいけれど厳しいものだったし
浮ついたことはほとんどなかったけどね...
当時も今もお話しはたくさん読んでいる
でも
何年も何十年も過ぎてから思い出すことや
あのお話しがきっかけやったなと気付くことはほとんどない
それどころか また読みたいと思ったりするようなお話しさえない(ような気がする)
渡辺淳一さん ありがとうございました
どうか安らかにお休みください

今日はいい天気だった
一年のうちで一番気持ちのいい季節
昼間は25度くらいで 陽射しには暑さを覚えるけれど
カラっと空気が乾いていて 日陰に入れば涼しい
朝夕は14~16度くらいで 布団一枚でちょうどいい
洗濯物が気持ちよく乾いて ほんとうに若葉が眩しい
こんな日に事務所にこもって仕事なんかしていてはいけない!
ギネスも信じられないほど旨い!
あ~あっ
これからすぐに梅雨が来て夏が来るのか...(仕方ないけどね)


   ◆  ◇  ◆     ◆  ◇  ◆     ◆  ◇  ◆


「担当の夜」(関純二 文藝春秋 ISBN:9784163828602)

このお話し
書店さんの棚で面陳してある表紙をみかけ
出版社に入ったばかりのうぶな女性新入社員 漫画雑誌の編集部に配属され
悪戦苦闘しながら原稿を引いてくる中で成長していく姿を描く...
そんなお話しなのかなと 勝手に想像していた

全然違った
型破りで荒くれなおっさんたちのお話しやんか
(「金(時間)返せ~」と叫びたくなる!)
四つのお話しからなる連作集
なかでも最後の「俺酒」がかなり異色
(というか「これは単なる作文やん!」と突っ込みたくなる)
でも
このところ全く漫画に親しんでいないし 年齢が近いせいか
この「俺酒」が一番楽しめた(というか 即座に同化してしまった)
この書き手さんがいた出版社だけじゃなく
ここ20年ほどのうちに 仕事のやり方や会社のあり方が大きくゴロっと変わった
ボクはその変わる前の仕事の仕方の最後の末裔なんだな
人間臭くてアナログで...
今の仕事のやり方では 手応えがつかめなくて
何をやっているんだかわからなくなる
結局
この書き手さん この最後の「俺酒」が書きたかったんだろうな
(かなりストライクゾーンは狭そうだけど...)
そんな意味では 読んでよかったけど
あんまりオススメは出来ません はい
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by hangzhou21 | 2014-05-13 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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