■ 少し・不安

年に何度か
その昔 広島でお世話になったH氏が大阪に来られる
かつては担当営業とクライアントという関係
思い返せばずいぶんと無茶なことばかりしていたなぁ...
今は おっちゃん同志 いろんな話しを面白おかしくする間柄
ということで1月から予定をご連絡いただいていたので
西梅田の某所で飲む
オーディオの話しになった
ボクもかつては大きなアンプやらスピーカーやら持っていたのに
今では CDを買ってもそれを直接聴けるのはQちゃんのカーステだけやもんなぁ...
もっぱら 得意のNHK第一
H氏も相当なオーディオマニアだったとのこと
先日 泣く泣くそのセットを売り払ったら 一番高かったのがアームだったそうです
「アーム」って そりゃほんまに過去の遺物やなぁ...


読み終わったのは
「凍りのくじら](辻村深月 講談社文庫 ISBN:9784062762007)
特に気になったのが若尾という“少し・不安”な男の子
こういう若いのいるいる!
でもカンタンに読み飛ばせるお話しでもない(単に500ページを超えるぶ厚さだけではなく)
主人公の理帆子 もうちょっとで崩れそうなのに ぐっと持ちこたえているところがスゴイ
彼女の周囲には「壊れている人」が多いのに
その中で理帆子だけ かろうじて壊れていない
全く生活感がないのにここまで読ませるのは凄いことだと思いました
ただ ボクのようなおっちゃんにとっては 何がなんだかよく判らない
読み終わった直後は「すごいな~」と素直に思ったのに
こうして振り返ってみると「な~んにも残ってない」のも確かなんです
長いのにいやに観念的なんだからでしょうか
それとも ドラえもんの世界に浸ったことがないからなのかな
いやいや やっぱり若いのとは年が離れすぎているからか

続いて
「abさんご」(黒田夏子 文藝春秋 ISBN:9784163820002)
芥川賞受賞作 すっかり話題先行のお話です
ページを繰る手が全く動かない
アタマの中ではなく口を使っての“咀嚼”強いられる
辛く苦しい 何度もう読むのを止めようと思ったことか... 意地だけで読了
さっぱりアタマの中へ入ってこなかった
従って どう評してよいものやら...
理解できなかったのならもう一度読めばいいのだろうけれど そんな苦行には耐えられない(時間ももったいない)
素直な感想は「このお話しってほんまに素晴らしいの?読む値打ちがあるの?」
この著しい読みにくさは 結局 読者のことは眼中にない単なる“自己陶酔”なのではないだろうか?
う~...
(「文藝春秋」3月号に掲載されたテキストを読みました)
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by hangzhou21 | 2013-02-26 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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