■ 空の拳

「空の拳」(角田光代 日本経済新聞出版社 ISBN: 9784532171155)
ボクシングのお話し
最近では「ボックス!」 (百田尚樹 太田出版・文庫 ISBN:9784778312053)が面白かったけど
それとは全くタッチも違うお話し
すごく面白い
触らなければ知らなければそれでいい世界なんだけど
望まないかたちで隔月刊のボクシング雑誌の編集部に配属された主人公・空也
めりめりとボクシングの世界にのめりこんでいく その姿がなんともいえず好感が持てるなぁ
おおっと思ったのがふたつ
まず 運動神経がからっきしの空也
「シュっと」とか「スパーンっと」という擬音によるトレーナーからの指導にまったく付いていけず
家に帰って教則本を読んで 初めて理解できるところ
そうそう 理屈でしか理解できない人っているいる
もうひとつは 試合であまりにもスピードの速いパンチに目が眩まされて何がどうなっているのかわからない
それが 終盤にはかなり変化している
ほんと ボクシングのパンチって凄く速くてまさに“目にも止まらない”もんね
それが パンチの速さだけではなく
背中の筋肉の盛り上がりで 次こんなパンチ出るでとわかるようになるんだから“凄い!”
どんどん空也が変っていく
空也がリングに上がる箇所は圧巻
ボクシングのお話しではあるけれど 一人の青年の成長記としてもいい
昨今のバッシング風潮についても考えさせられるし
うごめく若者たちが交差するところもいい
結構 ツカあるけど一気に読めます おすすめ!

こんなパンチがあるお話しを読み終えると
脱力感というか...
次 何を読もうか迷うなぁ...
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by hangzhou21 | 2012-11-14 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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