■ イルカ

ちびっとタイミングが合わなくてなかなか書けなかったんだけど
9月に入って ぼちぼち読んでます
わずか1度か2度の違いなんだろうけど 夜の気温差は大きい
秋風が吹きはじめたわけではないけど
ようやく寝床でもページが進むようになりました
(すると こんどは睡魔との闘いなんやなぁ...)

「探検家、36歳の憂鬱」(角幡唯介 文藝春秋 ISBN:9784163754703)
「空白の5マイル」「雪男は向こうからやって来た」を書いた
新進気鋭 自称“冒険家+ノンフィクション作家”の新作
出てすぐに買ったんだけど ひと月ほど寝かせ ようやく順番が回って来ました
今回は新しい冒険や探検に出たのではなく
これまでの冒険や彼自身の生活の周辺にあったことなどを
素直というか赤裸々(?)に書いている
この本を読んで ボクはカクハタを身近に感じた いや好きになったのかな?
冒険家や探検家であろうとも 普通の日常があるんだなぁ...(あたりまえだけど)
震災に関する正直な気分の吐露にも好感が持てる
最後の「グッバイ・バルーン」気球冒険家・神田道夫のルポだけは少々趣が違う
このテキストを読むだけで カクバタが優れた書き手さんだと知れる
神田をして“冒険に絡み取られた”とは なかなか表現できないなと思った
すでに彼の本を読んだことがある人はもちろん
まだ読んだことがない方にもまずまずオススメ
きっと もっと読みたくなると思いますよ(まず「空白の5マイル」からどうぞ!)
また もうすぐ出る「アグルーカの行方」(集英社 ISBN:9784087815061 9/26発売だそうです!)
これも楽しみです!

昨秋のころだったか
「漁港の肉子ちゃん」(西加奈子 幻冬舎 ISBN:9784344020498)というお話し
これを読みたいなと思って探していた
そんなとき 京橋のブックオフで目にしたのが
「こなもん屋馬子」(田中啓文 実業之日本社 ISBN:9784408535968)
本の背だけで見て“しめしめ”と抜き出してから「漁港の~」ではないのに気付いた
冷静に見ると違うけど ぼんやりしてると間違うほどよく似てる(こともないか?)
で その時はこの「こなもん屋~」は棚に戻した
後日 「漁港~」は見つけて読了(まずまず面白かった)
アタマの片隅にこの「こなもん屋~」が気になって仕方ない!
でも 新刊で買うのは どうもくやしい
探したけど 一度棚に戻してしまったお話しにもう一度出会うのは難しい(全く話題にもならなかった本だしね)
初夏になって もう すっかり諦めていた
すると 大阪でもなく関西でもない 錦糸町のブックオフでこの本を見つけたのだから 世の中わからん
まぁ そんなもんかもしれない

大阪のディープな某所にあるごみ溜めのような馬子のお店に集い
そこで 馬子がいろんな問題(?)を解決していくという連作集なんだけど
まぁ 途中でネタ切れというか...
面白いお話しもあるけど 後に行けば行くほど苦しくなってくる
でも 大阪の人なら どれもこれも思い浮かぶ情景が巧に配されていて なかなか楽しい
まぁ そんなお話しです


このところ
各紙の読書欄や文化欄にインタビュー記事がドカンとよく出てるなぁ~と思っていたら
新刊が出るんですね
「光圀伝」(冲方丁 角川書店 ISBN:9784041102749)
そうだなぁ映画化された「天地明察」も封切り間近だし
タイミングはバッチリ
すぐに買って読んでみましょう
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by hangzhou21 | 2012-09-04 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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