■ 野田さん

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日経朝刊のスポーツ面 簡潔で好き
中でもコラムは面白い
今朝は かつての日本女子サッカー界のエース野田朱美さんが書いている
タイトルは「違いこそが進歩生む」
「違うから排除する」のではなく「違いこそが新しい何かを生む」という論旨
ふ~む
サッカーだけではなく 仕事やいろんなシーンにおいて 全くその通りだと思う
とにかく 何か違うことを嫌う傾向はある(間違いない!)
でも そうしている間は進歩はなく 待っているのは衰退だ
確かに 同じことをやるのはラク 考えなくてもいいしね
でも成長を続けるには 違うことを受け入れ そこに何があるのかを楽しむことが必要だと思う
つまり 違うことは異物
その異物を受け入れ その過程で起こる摩擦や衝突を楽しむくらいの余裕があればいいね 
野田さんはその余裕を「寛容」と表現している
ボクは同じような意味だけど「遊び」だと思う
ボクもアタマから排除するのではなく「遊び」を楽しむくらいにならなくては...
(この野田さん 実はかなりアタマが切れる人なんだなぁ...)

というのも
齢を重ねボク自身が保守的になったというか新しいものや考え方に対して否定的になっている
趣味や遊びの世界でもそうだし
もちろん 仕事のときでもそうだ
かつてとちがって 遊びや挑戦という見方が出来なくなってきている
アカンなぁ...
自分からは柔らかい発想が出にくくなっているんだから
せめて 若いのから出てきた芽をアタマごなしに摘んでしまわないようにしないとね



スポートピア 野田朱美 「違いこそが進歩生む」(2012/7/3 日本経済新聞・朝刊より)

 4年に一度、欧州王者を決めるユーロはスペインの連覇で幕を閉じたが、選手入場の際、彼らを先導する「RESPECT DIVERSITY」と書かれた青いフラッグの存在に気づかれただろうか。

 欧州サッカー連盟(UEFA)が今、特に力を注ぐのが他者への敬意を大事にという「リスペクト」キャンペーンで、フラッグは人種差別根絶を願うものだという。
 
 実は日本サッカー協会とJリーグも2008年度からリスペクトプロジェクトを始めている。昨年9月には「リスペクトFC」というクラブをネット上に立ち上げ、現在会員数は3,600人を超える。スポーツを楽しむ私たちにとって本当に「大切なこと」を考える場にするのが狙いだ。

 私もダイバーシティー(多様性)という言葉には大いに引かれる。人種、性別、宗教、言語、あらゆる違いをポジティブにとらえて「違うから排除する」ではなく「違いこそが新しい何かを生む」と考える。サッカーがまさにそういう競技で、戦う相手もチームメートも自分と違うから楽しいと思うのだ。

 読売クラブ(現東京V)の妹分として発足したベレーザで私がプレーを始めたころ、結構異端視された。ある大会に出ようとしたら直前になって招待を取り消されたこともある。理由は「ベレーザのサッカーはラフだから、彼女たちが来るなら自分たちは出ない」という苦情が他のチームから寄せられたからだった。

 自分たちの何がラフなのか分からなかった。たぶん、兄貴分の読売クラブをまねて厳しく体を寄せたり、入れたりするプレーが当時の基準では厳しすぎたのだろう。

 そんな中、異物扱いされたベレーザと堂々と渡り合ってくれたのが木岡二葉さん、半田悦子さんたちがいた静岡の清水第八だった。両チームの戦いは互いが互いを乗り越えようとして常に激しかった。両チームはそのまま日本代表の中核となり今のなでしこの礎になったと思っている。

 当時のことを振り返ると新しいものは大体が異物でそれを受け入れる寛容さがあれば、そのグループ全体を次のステップに進ませるのだなあと思う。その過程で摩擦や衝突はあるけれど、それは新しいものを生む苦しみのようなものだと思う。リスペクトもダイバーシティーも、違いを認めて学び合って切磋琢磨(せっさたくま)するというのが私流の解釈だ。

 ユーロで快進撃を見せたイタリアにもバロテリという見るからにとんがったFWがいた。全日本選手権のMVPを「態度が悪い」という理由で棒に振った経験がある私は彼の一挙一動が他人には思えなくて微苦笑を誘われた。いつか彼も分かるといいなあと思う。周りに寛容な大人がいて今の自分があるんだなと。(日本サッカー協会特任理事)
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by hangzhou21 | 2012-07-04 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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