■ 別離

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もう一週間もすればGWだというのに妙な具合
コートが欲しいとさえ思うほど薄ら寒い
葉桜の頃とは思えない

家族とは何なのかをじっくり考えさせられます
その家族の一人ひとりがいったい何を守ろうとしているのか
それを 偶然 関わりを持つことになった二つの家族が解き明かす
でも 当たり前なんだけど「正解」なんかはない
正解がないからこそ 悩み苦しむ 実に奥深く そして考えさせられる
社会格差 宗教 介護 正義 勇気 恐れ 嘘 真実...
様々な問題が上手く取り入れられていて息つく間もなくスクリーンを観入ってた
ボクはその立場からか 父親の銀行員ナデルの視点に立って観ることが多かった
妻と娘にもっと話しをすればいいのにと思う
誰でもそうなのかもしれないけれど 外部からの刺激に対する防衛本能はあっても
内側に対する思いやりが足りない
「解っていてくれるはずだ」という思い込みは危険
人は誰しも 言葉による(会話による)確認が必要なんだなぁ...
家族という枠組み まさに崩壊しようとしてるなかで
何もできず もがき苦しむお嬢さんの姿が いじらしくて哀しい
結局 誰が悪いわけではない
後味の悪さを覚えながらも ふと自分のことを振り返ってしまいました
観る人によって どこに問題が内包されていると感じるのか ずいぶんと違うのかもしれない
必見ではないかもしれないけど
ある程度の年齢以上の方にはおすすめできる“大人のお話し”だと思います
それにね
シミン演ずる主演女優レイラハタミ 聡明で意志が強そうな顔が美しくてとってもいいです!

渋谷のルシネマで映画を観るのはかなり久しぶりかな
去年の夏にコクーン歌舞伎は観たけどね
これは絶対に観逃がせないと思っていたイラン映画の「別離」
今年のアカデミー賞外国映画賞の受賞作なのに
東京では何故かここでしか上映していない
朝一の上映なのにほぼ満席(ルシネマもいつの間にか指定席制になってる)
同時に これまた観たいベルギー映画「自転車と少年」も上映中
迷ったけど「別離」にしました 「自転車~」は梅田で観ることにします


その後
銀座線の端から端まで
二度目の平成中村座 四月大歌舞伎の第二部は「小笠原騒動」
いつもの中村座のメンバーが揃って
橋之助 勘九郎 七之助 扇雀さんが二役三役の大活躍
彌十郎 亀蔵 笹野高史もしっかり脇を固め
しまいには勘三郎さんも顔を出してくれます
キレがある芝居ではなかったけれど
扇雀さん 橋之助がなかなかいい
(まぁ 一番良かったのは 子役のお嬢ちゃんかな?)
悪企みに一枚噛んでいた岡田良助(橋之助)の“もどり”が見せ場
橋之助が巧いし 爽やか
今度はこの人のいがみの権太を観てみたい!
中村座にしては ややさっぱりしすぎているような気もしたけど 楽しめました!
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by hangzhou21 | 2012-04-21 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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