■ 雨の七夕

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一番怖いのは
途中で読むべき本がなくなってしまうこと
だから
カバンの中には 読みかけの本とは別にもう一冊入ってる
急いでいたから タイトルも確認せず
“積読”の山からカバーが掛かっている本をつかんでバッグに入れた

それが
「ライオンのつづき」(大山尚利 双葉社 ISBN:9784575237252)
少し前に紹介したお話しですね この書き手さんの久々の新刊
カバーを掛けていたということは ボクとしては読む気マンマンだったわけ
でも ついつい後回しになっていた ということか
思ったよりもさっぱりとした少年たちのお話し
読みながら 久保寺健彦が書いたお話しなのかと思ってしまった
面白くなかったわけではないけど 長く記憶に残るかというと そうでもない
子供の頃の思い出はいつまでも大切にしたいなと思うし
逆説的には そんな思い出に縛り付けられたくもないとも思う
幼い頃は 大人とは別の価値観の中で思慮が足らない言動ばっかりだったなとも思う
いや 得意な意表現だけど
そんな頃のことって 記憶がっずいぶんとそげ落とされているねんなぁ 都合良く
だから甘美なんだ!
そんなことよりも このお話しの欠点
核心の部分がぼやかしてあるということじゃないかな
それは あまりにももったいない!

その次
買って カバーを掛け すぐに読む
「サヴァイヴ」(近藤史恵 新潮社 ISBN:9784103052531)
「サクリファイス」「エデン」の続く長編かと思ったけど
その前後を固めるスピンオフの短編集でした
でも じっくりと読ませてくれます
ちゃんと覚えていないけど 赤城というキャラクターは以前にも出ていたのだろうか?
しっかり取材して じっくり構想を練ったもの だから 読み応えがあります!
ボクは掛け声ばかりでいつまでたっても ロードバイクに跨れないけど
いつかは ちゃんと乗ってみたい そう思わせてくれる
もちろん プロではなく おっちゃんの余技としてだけどね
自転車が好きな人にはおすすめ!

ちらっと調べてみると
仁木英之もこっそり新刊を出している!
「黄泉坂案内人」(角川書店 ISBN:9784048742092)
この仁木先生も近刊がどれももうひとつだけに ちびっと心配だけどどうかな?
タイトルを入れ もう少しさくっと調べてたら
この「黄泉坂案内人」のカバーデザインを担当したイラストレーターのブログに当たった
ご本人のweb-siteはこちら
そうそう!
本って書き手さんだけのものかというと 決してそんなことはなくて
編集担当はもちろん デザイナーとかイラストレーターとかカメラマンとか
DTPや印刷のほかにも 製本や取次など
上から下まで いろんな人たちの汗の結晶
それなのに 一言「おもんない」って済ませては ほんま申し訳ないです
(もちろん 本だけじゃなくて 何でもそうなんだけど)

危ないから もう一冊カバーを掛ける
「ダンゴムシに心はあるのか」 森山徹 PHPサイエンス・ワールド新書 ISBN:9784569796550
おもしろいかな どうかな?

このところの書評で気になったのは
「困ってるひと」(大野更紗 ポプラ社 ISBN:9784591124765)
「イスラム飲酒紀行」(高野秀行 扶桑社 ISBN:9784594064365)
「蛙鳴(あめい)」(莫言 中央公論新社 ISBN:9784120042409) などなど
ほう~ら
すぐに何冊も上がってしまう 困ったもんです


雨の七夕
これだと 天の川もずいぶん増水していたかな?
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by hangzhou21 | 2011-07-07 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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