■ 冬の小鳥

月が替わったので
デスクの卓上カレンダーを一枚めくる もう残りは二枚しかない
年賀状を書いたのはついこの間だと思っていたのに
もう今年もふた月を残すばかりとは...
時の流れのなんと速いこと

そろそろ年末年始の休暇のことが気になりだす
毎日遊んでばかりだというのにね
ついこの間
韓国の原州へ行き雉岳山(チアクサン)を歩こうかとも思ったけど
やっぱり 香港かな
どこかで万馬券がドカンと当たればイスタンブールへ飛ぶのもいい(現実的じゃないけど)
台北も捨てがたいし...
こんなことを考えている時が一番楽しいけど
何か上手い手はないかな


心のどこかに
先日観た「冬の小鳥」が引っかかっていた
(主人公の女の子のお家が“原州”だったからではないけど)
あのスズメの死と彼女が掘った穴
一体何を暗示していたのだろうと気になっていた
ず~とではなく 心の片隅に気になっていた

何かの拍子にようやくわかったような気がした
それは「生きることへの執着」なのではないかと
パン屑をついばむことさえできなかった傷付いて凍えたスズメ
自分だって与えられた食事さえも拒絶していた(その割には背が伸びていたけど)
今までは 大好きなお父さんが迎えにさえ来てくれれば何もかもが解決すると思っていた
でも 切実に思い知らされる
「そんなことはない」のだと
だから 迎えに来てくれるお父さんのためにではなく 自分のために生きなければ
冷たい土の中に横たわって「生きたい」 いや「死にたくない」とか「このままじゃイヤだ」かな
顔にかかる土を払いのけながら
幼い少女にはそれが痛切にわかったのかもしれない

それにしても
あまりにも過酷...
フランスへ渡ったジニのその後は 平坦で幸せだったのだろうか
米国に貰われて行った姉貴分のその後はどうだったのだろう
深い余韻に浸れるお話しでした
オススメですので是非!
[PR]
by hangzhou21 | 2010-11-01 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


<< ■ ケセラセラ ■ 十月のお昼 >>