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■ 団扇であおぐしかない

学生時代
北海道への漠然とした憧れがあって
実によく北海道へ行っていた
ユースの紹介で酪農牧場へお手伝いに行ったところ
その牧場でアルバイトをしていた学生さんがボクの耳元で
「牛はこんなんだけど 馬の牧場はいいよ」と囁く
その一言が決め手になったのか
全てを放り出して ひと夏を日高の牧場で過ごした
もちろん 競走馬を生産する牧場
特に競馬に興味があったわけではなかったけど
この経験のおかげで いまや 馬券の世界へどっぷり浸かってる

そんなことを思い出したのも
ちょっとした用事で乗馬クラブへお邪魔したから
「あゝ この匂い」
不快でもなく懐かしい
ここには なんと150頭もの乗馬が飼養されているというから 驚く
もう一度世話をしたいとは思わないけど
ふと あのひと夏の日々が脳裏によみがえる
(つくづく ヒトは記憶のなかに生きる生物なんだと思う)


九月になった
何も変わらないんだけど
九月になれば 15日が年間を通しての大きなピリオド
この締切に向け もう 何があってもやり切るしかない
ある意味 腹をくくって 若いのにも心を鬼にして 叱咤激励
ここを踏ん張ってするしかない
きっと みんなわかってくれているとは思うけれど
気持ちとはうらはらに身体はなかなか付いていってくれない
いやいや
気持ちだけで乗り切るしかないよね
ムリを云っているのは重々承知
10月1日を笑顔で迎えるためには 頑張るしかない

「がんばれ~!」とボクは団扇を扇ぐだけ
果たして それだけで若いのが頑張ってくれるのか
それとも シラケてしまうのか
なんだか それはボクの全人格を試されているようなものやなぁ
まぁ 何も若いのたちもボクのためにだけ仕事をしているのではなく
自分のためや いろんなモチベーションの中で励んでいるんだけど
とにかく 一丸となって一緒に頑張ろうという気持ちにはなってもらいたい
そのためには 微力だけど団扇を振り回す
でも
ひょっとして カラ回りだったりして...
by hangzhou21 | 2010-09-01 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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