■ 少年少女

歌舞伎に親しもうとすると
古典というか日本人が伝統的に持っているのであろう教養が問われる
観客は舞台で演じられるお芝居のストーリーを完璧に把握しているのがたてまえで
その中でどの役者がどんな芝居を見せるのかを楽しむわけだ
ボクのようにイヤホンガイドを耳に突っ込んで筋を追いかけるのに精一杯なのは
文字通り“駆け出し”
教養も知識も全くない

「女殺し油地獄」を観たときに
「なんちゅう凄惨なドラマや!」と驚愕し
主人公与兵衛のあまりにも短絡的な行動に「原典にあたろう」と思った
調べるまでもなく近松門左衛門の作
が 哀しいかな 古典を原文ママで読めるだけの教養はない
何度も繰り返し拝見している「恋飛脚大和往来」
こちらも一度ちゃんとストーリーを追ってみたい(近松作)
「義経千本桜」だって出来るものなら通しでいっぺん読んでみたい
(でも これは物語りとしての原典はないけど)
親しみやすくなおかつ格調高い現代語訳はないかと思っていた
(求めるだけだから どうしても要求は高くなるね)


佐藤さとるつながりでamazonでヒットしたのが
「雨月物語(21世紀版少年少女古典文学館)」
児童文学の佐藤さとるが 雨月物語を子供向けに現代語訳したみたい
雨月物語って上田秋成でしたよね
どんなお話しかは齧りもしてないけど 文学史上の知識だけは...
ふ~ん 興味あるな
さらに
この「21世紀版少年少女古典文学館」を調べてみると
ちゃんと「近松名作集」というのがあって
富岡多恵子となっている(なんとも懐かしいお名前だし なんともぴったりの人選!)
この本には「冥途の飛脚」も「女殺油地獄」も入ってる
“少年少女”というシリーズタイトルはややひっかかるけれど
折角見つけたことだし 読んでみようかな...
しかも
このシリーズの訳者なんとも凄い名前がどどんと並んでいる!
もしも予算が許せば 全25巻 手許に揃えて読んでみたいものです
(軽薄なボクも少しは教養が付くかな?)
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by hangzhou21 | 2010-08-05 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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