■ 夏炉冬扇

人格を持たない人形が心を持ってしまったらどうなるのか?
自分が「誰かと代わりが効かないかけがいのない存在」だと思っている人が
誰かの代わりに心を持たない人形を愛でる
哀しいお話しだけど「観て良かった」と思ったのも事実
使い古された言葉だけどペドゥナの「体当たり演技」が凄い!

もうあきらめていた「空気人形」
宝塚のシネピピアで上映されているのをたまたま知り
あわてて観に行きました
ペドゥナはほんま凄かったし 彼女を選んだ是枝監督の眼力もさすが
ARATAもいいです 静かに死んでしまうのですね
歯抜けのようになった東京の下町の風景にもよくマッチしていた
青森から上京していた少女 彼女もまた何かの象徴であったのでしょうか?


それにしても
もうこの週のうちに4月になるというのに この寒さ
朝から草津へ行っていたのだけど
大津市内では一瞬吹雪いてました お~サム!
この草津往復のおかげで
本はドカンと読めた
もっとも しっかり居眠りもしたし それ以外の時間ででも読んだんだけど

「高原王記」(仁木英之 幻冬舎 ISBN:9784344017801)
ほんまに仁木英之が書いたの?
なんか悪い夢でもみているのじゃなかろうか?
それほど悪い出来でした がっくし

「エデン」(近藤史恵 新潮社 ISBN:9784103052524)
「サクリファイス」(新潮文庫 ISBN:9784101312613)に続く自転車もの
一気に読める 面白い!
前作の続編でもあるけれど「エデン」だけでも全く問題なし!
チカ(日本の青年)が走ったツールドフランス スピード感たっぷりで展開されます
(やや急ぎすぎたきらいはあるけど)余韻の引き具合がいいね

「遠ざかる韓国 冬扇房独語」(田中明 晩声社 ISBN:9784891883478)
この本を読んで
韓国や北朝鮮についてではなく日本について内省する
そして つくずく教育は大切で刷り込みの効果は大きいのだと思う
この歳になってボクもようやく“刷り込み”の呪縛から解放され
いろんな物事がフラットに見えるようになってきました
著者はごく当たり前のことを語っているのだけど
それを「当たり前」と受け取れるひとがどれだけいるのだろう?

今度は奈良の往復もあるので
この際 積読の本を少しでも消費すんで~!
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by hangzhou21 | 2010-03-29 22:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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