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■ 2046

昨夜の日記をアップしてから 新聞を繰ってみると
「俯瞰鳥瞰(ふかんちょうかん)」ではなく「鳥瞰憂歓(ちょうかんゆうかん)」でした
11月9日の毎日新聞の夕刊(もちろん大阪本社版)
タイトルの「香港映画は大丈夫か?」とは なかなか挑戦的なタイトル
(リンク先は最新の記事になっているので 来週以降は“バックナンバー”を探してみてください)
戸澤美佐という記者の署名記事ですね

目を引くのが「香港・韓国・中国映画の公開本数」というグラフ
2001年は香港22・韓国13・中国4(合計39)
それが...
2002年16・12・8(36)
2003年11・14・14(39)
2004年4・19・5(28)6月まで
22→16→11→4 と 香港映画の凋落ぶりは 目を覆わんばかり
それ以前も一年間に15~20本はコンスタントに公開されていたのに...

記事そのものは
「インファナルアフェア」がきっかけとなり
「2046」「カンフーハッスル」が香港映画復興の起爆剤となるか と言っている

いやいや 難しいでしょう
今 香港映画界にスクリーンに客が呼べるスターは“(残念ながら)いない”
レスリー アンディラウ トニーレオン レオンライ
この4人が束になっても ヨン様には遠く及ばないし
これに マギーチャンやケリーチャン サミーチェンなどの
女優たちが加わっても苦しいでしょう
一体どうしてしまったのでしょうかね?

ボクは 香港も韓国も中国(大陸)も台湾も どの作品も
ウェルカムという 亜州迷だから 問題はないんだけど
エリックツァンやラムシューが観られないのは淋しいですよね
それどころか イーキンやニコラスツェーの顔すら長いこと観ていないような...


ところで
先日 本館(杭州飯店)に「2046」を書いてから
“そうやっったんか!”と気付いたことがある

1898年に清と英国は 香港の99年間の租借を認める条約を結ぶ
1997年になって 香港は中華人民共和国に返還されたのだが
中国は 香港をただちに中国に編入するのではなく
今後50年間は香港を現状のままとし 一国二主義の方針とした
その50年後こそ「2046」だったとは 浅はかなボクは 全く気が付かなかった
この事実をあらかじめ意識して この映画を観るのと
2046を単なる符号としてさえ意識せず ノー天気なままで観るのと
全く意味が違ってくる

あゝ ボクは何て間抜けなんだろう!!!!!!!!!
by hangzhou21 | 2004-11-13 23:55 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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