■ はい よろしく

「はい よろしく」
こうつぶやくような掛け声が掛かると
それまでの緊張感がよりいっそう高まり
タイミングを見計らって
ざ~と定式幕が引かれていく

ほんま
こんなんありなのかと
ボクは口を空けてあちこち見るしかない
ほんとうに目の前
勘三郎さんや橋之介さんや扇雀さんがいる
「いる」だけではなく
動いて 話して 芝居をして 歌舞伎を演じている!

場所は
舞台の下手(しもて)
ちょうど下座(げざ・鳴物さんたちが入っている)の前
二幕目は 長唄さんたちの前
幕が開く前には 気さくに話しかけてくださる
しかし
客席から見たボクはいったいどんなふうに映っているのか...

どうせ東京に行くなら やっぱり歌舞伎ね
そう思って調べてみると
歌舞伎座の夜の部は「勧進帳」
これだと 岸和田のだんぢりの曳き出しを見てからでも間に合うと思って
以前に歌舞伎を観たいと云っていた若いのに声を掛けると
都合が良くないとのこと(まぁおっさんと遊ぶより若いの同士で遊ぶ方がいい!)
ちょろちょろっと調べると
名古屋平成中村座 当日券が出るそうだ
ダメもとで並ぶ手もあるし 後ろの時間に余裕が出るからいいな
でもこれだと曳き出しは諦めなくてはならない
名古屋城へ8時に着けるように出ればいいか

到着すると
なんと17番目!
ひょっとしたら誰も並んでいないのかと思っていたのに...
待つこと2時間 天気も良いし涼しくて良かった
当日券について説明があり
結局40名ほど並んでいたけど とにかく全員が入れるとのこと
立見(1階・2階)とキャンセル分の椅子席
それに「羅漢・らかん」席があるという
先着順に発売していく
椅子席がいいなと思っていたけど
こんな機会は滅多にないので羅漢もいいかな
そう思っていたら なんと羅漢の最後の一席が残っていた
(値段の事もあるし)一瞬逡巡したけど
「えい」っと羅漢席をお願いする

(また後日書くかもしれないけど)
何度かのカーテンコールの後
定式幕(いつもの歌舞伎の幕とは色が違う)が引かれて
扇雀さんが ボクに近づいて
にっこり微笑みながら「ありがとうございました」とアタマをさげてくださった
その瞬間 くらっとしてしまう
「こちらこそ 素晴らしいお芝居をありがとうございます」と返すのが精一杯
幕の内側も垣間見ることが出来
ほんと 良かった~!
とにかく
他の観客の方がどう思ったのかはともかく
ボクにはエキサイティングで素晴らしかった!
連日の疲れも 朝早くから並んだことも
ぜ~んぶ吹き飛びました!

※羅漢席がどんなのかはコチラ
※こんなのもありましたコチラ
※羅漢席の意味はコチラ
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by hangzhou21 | 2009-09-19 21:59 | けんちゃな日記 | Comments(0)


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